配送日は「どの日か」に答えます。時間帯指定は「その日のいつか」に答えます。多くの事業者にとって、これこそが効率的な配送ルートと無駄なルートの分かれ目です。このガイドでは、Shopifyで配送の時間帯を提供し、それぞれに上限を設け、その選択をチェックアウトで強制する方法を、ノーコードで解説します。
日付だけでなく時間帯が必要な理由
当日配送や地域配送の事業者にとって、ルート設計は死活問題です。全員が「土曜日」を選んでも、いつ配送車を出せばよいかはわかりません。10:00–12:00、14:00–16:00、18:00–20:00 といった時間帯があれば、お客様は実際に対応できるキャパシティの中から自分で選んでくれます。しかも、これは日本の配送業者がすでに使っている固定の時間帯と一致します。
配送枠・配送時間帯・日付ピッカーの違い
これらは同じ意味で使われがちですが、実際には別物です。
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 配送日ピッカー | お客様が日付を選ぶカレンダー |
| 配送時間帯(スロット) | ある日付の中で予約できる時間帯(14:00〜16:00 など)。枠ごとに上限を持つ |
| 配送予定の幅(ウィンドウ) | 見込みとして表示する範囲(「7月10〜11日にお届け」など) |
| 出荷日ピッカー | 同じカレンダーの緩い言い方。ただし出荷日は本来「商品が出る日」を指す |
運用上いちばん重要な違いは、ウィンドウは自社が立てる予測であり、スロットはお客様が予約する約束だという点です。スロットにはキャパシティがあるため、14:00〜16:00 に 10 件の予約が入れば、それはその時間帯に約束した 10 件の配送を意味します。ウィンドウにはキャパシティの概念がありません。
OrderRulesでのしくみ
Advancedプランでは、時間帯指定を任意の提供可否ルールに紐づけられます。
- 時間帯を定義する。 提供する枠を追加すると、ストアフロントのピッカーで選択した日付の下に表示されます。
- 枠ごとに上限を設ける。 各枠に独自の上限を設定すれば、日付とは別に個別に売り切れにできます。配送枠の上限をご覧ください。
- リアルタイムの売り切れ表示。 満枠になった時間帯は自動でグレーアウトし、お客様には対応できる枠だけが表示されます。
- チェックアウトでの強制。 OrderRulesのShopify Functionが、売り切れや無効な時間帯をブロックします。Shop Payやエクスプレスチェックアウトでも同様です。
配送業者にマッピングされる時間帯
設定した時間帯は配送業者に依存しません。書き出しの際、OrderRulesは各枠を配送業者の専用の時間帯コードにマッピングします。14:00–16:00 は、ヤマト、佐川、日本郵便それぞれの正しいコードへ自動的に変換されます。配送業者CSVの書き出しをご覧ください。
設定方法
- 配送 → 提供可否ルールを開き、ルールを編集します。
- 時間帯を追加し、枠を売り切れにしたい場合は枠ごとの上限も設定します。
- 保存します。時間帯は各日付の下に表示され、チェックアウトで強制されます。
詳細:時間帯指定。一連の流れ全体は、Shopifyに配送日時指定を追加する方法から始めてください。配送ではなく受け取りを提供する場合はどうでしょう? 時間帯ごとのキャパシティは店舗受取・ローカルピックアップでも同じように機能します。