お客様が選んだ配送日に間に合わせて出荷するには、OrderRulesにチェックアウトで配送日を取得させ、各注文に delivery:YYYY-MM-DD を自動タグ付けします。あとは毎朝、配送日が今日+リードタイムに等しい注文を絞り込み、そのまとまりを配送業者のCSVへ出力するだけです。スプレッドシートも当て推量も要らない、今日から回せる確実な出荷ワークフローです。
このガイドは、日付が命のショップ — 和菓子・洋菓子、ベーカリー、花屋、ミールプレップなど — 向けです。お客様が「いつ欲しいか」を選び、あなたは「いつ厨房から出すべきか」を逆算する必要があります。ここでは、お客様が選んだ配送日を毎日の「今日出荷」リストに変え、ヤマト・佐川・日本郵便へ渡す方法を具体的に示します。
問題:お客様は配送日を選び、あなたは出荷日を選ぶ
火曜日に注文して金曜日の配送を選んだお客様は、輸送に何日かかるかは気にしません — それはあなたの仕事です。その地域へのリードタイムが2営業日なら、その注文は水曜日に出荷しなければなりません。これを100件の注文に掛け合わせ、それぞれ配送日も届け先も異なると、「今日は何を出荷すればいいのか?」が、すべてが間に合うかどうかを決める問いになります。
Shopifyはこの問いに答えてくれません。標準では配送日の項目もなく、それで絞り込む方法もなく、選ばれた配送日と出荷すべき日を結びつける仕組みもありません。結局、すべてをスプレッドシートに書き出して目視で日付を確認することになり — 件数が増えたり祝日でカレンダーがずれたりした瞬間に破綻します。
OrderRulesが今日サポートするワークフロー
OrderRules(Advancedプラン)は、出荷日ベースの運用を成り立たせる4つの部品を提供します。配送日ピッカー、チェックアウトでの強制、配送日の注文タグ、そして配送業者CSV出力です。これらをつなげると、スプレッドシートは要らなくなります。
- お客様が商品ページまたはカートページで配送日(と任意の時間帯)を選ぶ。
- Shopify Functionsがチェックアウトで有効な受付可能日を強制する。
- OrderRulesが注文に delivery:YYYY-MM-DD(および slot:HHMM-HHMM)を書き込む。
- あなたは毎日、配送日タグで注文を絞り込み、そのまとまりを配送業者へ出力する。
はっきりさせておきたい点が1つあります。OrderRulesがタグ付けするのは「配送日」であって、出荷日ではありません。 現時点で自動の「出荷日」タグはありません。ただし配送日タグはすべての注文に書き込まれるため、出荷すべき分の割り出しは固定のルール — 出荷日=配送日−リードタイム — であり、数秒で絞り込めます。詳しくは以下で説明します。
ステップ1 — チェックアウトで配送日を取得する
OrderRulesの配送日時指定ピッカーを、テーマアプリブロックとして商品ページとカートページに追加します — ノーコードです。配送ルール(リードタイム、注文の締め時間、受付曜日、予約可能期間)と、日付・時間帯ごとのキャパシティ上限を設定すれば、過剰予約ではなく売り切れになります。詳しい手順は配送日ピッカーの追加と配送時間帯の提供を参照してください。
ピッカーは日付をShopify Functionsでサーバー側から強制するため、Shop Payやエクスプレス決済でも不可能な日付をすり抜けさせません。
ステップ2 — すべての注文が配送日で自動タグ付けされる
日付が選ばれると、OrderRulesが注文を自動タグ付けします。
- delivery:YYYY-MM-DD — 配送日
- slot:HHMM-HHMM — 時間帯(例:slot:1400-1600)
- 店舗受け取り注文には受け取り日タグ
バックフィル機能で既存注文にもタグを付けられるため、過去の注文もすぐに絞り込めます。注文の自動タグ付けを参照してください。これらのタグは、Shopify標準の注文検索をそのままピッキングリスト作成ツールに変えます — 外部の運用アプリは不要です。
ステップ3 — 出荷ルールを決める
ここが、スプレッドシート計算を置き換えるステップです。地域ごとのリードタイムはすでに把握しているはずですが、分からなければOrderRulesの到着予定日が教えてくれます。配送ゾーン別マトリクスと祝日を考慮した営業日計算で到着日を算出し、週末・ブラックアウト日・国民の祝日をスキップします。
どの注文でも、出荷日は次のとおりです。
出荷日 = 配送日 − リードタイム(営業日数)
つまり「今日は何を出荷する?」は、「配送日が今日+リードタイムに等しい注文はどれか?」になります。ある地域へのリードタイムが2営業日なら、今日は2営業日後に配送予定のものをすべて出荷します。
ステップ4 — Shopifyで今日の出荷リストを作る
注文画面で、未発送の注文を対象日のOrderRules配送日タグで絞り込みます。その絞り込んだ集合が、そのまま今日のピッキング・出荷リストです。delivery: タグはすべての注文に正確に書き込まれているため、絞り込みも正確です。日付の目視も、出荷漏れもありません。
リードタイムが異なる複数地域へ発送する場合は、リードタイム帯ごとに絞り込みを分けます(例:近距離は配送日=今日+1、次のゾーンは今日+2)。各帯は保存済みの注文フィルター1つで済みます。
ステップ5 — ヤマト B2クラウド・佐川・日本郵便へ出力する
絞り込んだまとまりを、配送業者の公式レイアウトのCSVで出力します — ヤマト B2クラウド(B2クラウド、97列)、佐川 e飛伝III(74列)、日本郵便 ゆうプリR(118列) — いずれもShift-JISなので、配送業者のツールが手直しなしで受け付けます。配送日タグのおかげで「今日の出荷分だけを出力」する絞り込みも簡単です。詳細は配送業者CSV出力と日本の配送業者CSVガイドを参照してください。
そのあと追跡番号を取り込むと、注文が発送済みになり、Shopifyの発送通知が自動で送られます。
ここでOrderRulesができること・できないこと
正確に把握しておくと、問い合わせが1件減ります。
- ✅ 有効な配送日(と時間帯)をチェックアウトでサーバー側から強制する。
- ✅ すべての注文に delivery:YYYY-MM-DD(+時間帯、+受け取り日)をタグ付けし、バックフィルにも対応。
- ✅ 祝日を考慮したゾーン別カレンダーでリードタイムを見積もる。
- ✅ 絞り込んだまとまりをヤマト/佐川/日本郵便のCSVへ出力し、追跡番号を取り込んで自動フルフィルメントする。
- ❌ 別途の ship:YYYY-MM-DD タグは書き込まず、注文を出荷日ボードへ自動で移すこともしません。出荷日は上記の固定ルールで割り出し、配送日タグで絞り込みます。
日付が命のショップの多くにとって、このルールで十分です。リードタイム帯ごとに毎朝1回、配送日で絞り込めば、出荷日タグと同じ「今日出荷」のまとまりが — 確実に、しかもShopifyの外に出ることなく — 得られます。
和菓子店・ギフトショップにとっての意味
日本では、配送日時指定は当たり前の期待であり、お中元やお歳暮のようなギフトシーズンには特定の日付に膨大な物量が集中します。ヤマトや佐川のリードタイムに合わせた出荷ルールがあるかどうかが、スムーズなシーズンと「遅れて届いた」というメッセージの山との分かれ目です。同じワークフローは、あらゆる生鮮・受注生産のショップにも役立ちます — 各部品の組み合わせ方は配送日ピッカーアプリの比較を参照してください。
配送日は、キャパシティ管理のもう半分です。OrderRulesはお客様がいつ注文できるか(営業時間、1日の上限、顧客ごとの制限)と、いつ届けるかを、1つのアプリ・1つのチェックアウトで管理します。配送日機能を見るか、14日間の無料トライアルを始める。